私が父の生前整理を手伝っていて感じたことを挙げたいと思います。
親世代は子どもの思い出グッズを保管していることが多い
まず驚いたのが、両親の自宅で私たち子どもの思い出グッズをたくさん保管していたことです。
私が幼稚園生の頃に父の日のプレゼントとしてあげた手作りのペン立てや弟が残していったサッカークラブのトロフィーなども物置にありました。
ほかにも小学生時代にもらった賞状や通知表、文集なども出てきたのです。
続々と出てくる子どもの思い出グッズを見て、もっと早くに父の生前整理を手伝えばよかったと後悔しました。
おそらく親は子どもの思い出グッズを捨てにくいので、子どもが自ら捨ててあげたほうがよかったのではないかと思ったからです。
情報提供も子どもが手伝えることの1つ
父が生前整理を始めるときに気にしていたのが、VHSテープに入っている家族の記録ビデオでした。
テープはたくさんあるのですが、再生できるVHSデッキはありません。
DVDにデータを移行してくれる業者を探したり、VHS・DVD一体型レコーダーについて調べたりというのを父と一緒に行いました。
サービスや商品を探す作業は、インターネットの検索をよく行う若い世代のほうが得意です。
情報提供も子どもが手伝えることの1つだと思いました。
元気なうちに生前整理を行うのがよい
現在のところ父の生前整理で大きな家具などは処分していません。
けれども、便利グッズが好きな父の部屋には、細々と処分したほうがよいものがたくさんありました。
可燃ゴミや不燃ゴミに分けて収集日に出しますが、ゴミ捨て場まで持っていくのも大変でした。
「介護施設に入居する」や「子どもと同居する」などというきっかけで生前整理を始める方は多いようですが、なるべく元気なうちに少しずつ進めるよいと感じました。