実は、遺品整理業を営むうえで特別に必要な資格はありません。
遺品整理の業者はあくまでもご依頼主の遺品整理をお手伝いするという立場で仕事をしているからです。
ただし、遺品整理に付随するサービスを円滑に行うために、所有している資格や許可があります。
一般廃棄物収集運搬業許可
一般廃棄物収集運搬業許可とは、不用品の収集や運搬をするための許可です。
この許可を持っていることで、遺品整理の際に出た不用品を回収することができます。
一般廃棄物収集運搬業許可は市町村が付与する許可で、基準なども各市町村によって異なります。
古物商許可
古物商許可は、中古品などを用いて営業する業者に必須のものです。
中古品の販売やレンタルなどが古物商にあたります。
遺品整理業者が古物商許可を持っていると、ご依頼主が不要と判断した遺品の買取が可能です。
遺品の整理・分類や買取ま一貫して行えるので、ご依頼主に充実したサービスを提供できます。
遺品整理士
遺品整理業者が増えるなかで、遺品整理士の資格が注目されています。
遺品整理士は「一般社団法人遺品整理士認定協会」によって認定される民間資格です。
いわば「遺品整理のプロ」を証明する資格となっています。