ご遺族だけで遺品整理をするとき、何の費用もかからないと思っている方は多いものです。

けれども、実際には遺品を処分したり運んだりするだけでもお金はかかります。

遠方のご遺族が遺品整理をする場合には、交通費や滞在費なども必要です。

具体的にどのような費用がどのくらいかかるのかを書き出していきます。

トラックのレンタル料

遺品整理をしていくなかで必ず出るのが不用品です。

一般ゴミや粗大ゴミがたくさん出た場合、自治体の依頼すれば回収に来てもらえます。

しかしながら、申し込みから回収までに時間が2週間程度かかることもあるため、一気に片付けたいならゴミ処理所に自己搬入するのがおすすめです。

ゴミ処理場に不用品を運ぶときに、大きな車を持っていない方は軽トラなどのレンタカーを使います。

軽トラなどのレンタルは、1日5,000～7,000円程度が相場です。

粗大ゴミのチケット

自治体によって基準が異なりますが、一辺の長さが30cmを超えるものを粗大ゴミとして扱うのが一般的です。

そして、粗大ゴミを捨てるときは自己搬入でも回収でも専用のチケットが必要となります。

品物によってチケットの料金は異なり、たとえば横浜市の場合には200～2,200円のチケットを事前に購入して捨てたいものに貼らなければなりません。（横浜市「粗大ごみインターネット受付品目一覧」 https://www.sodai.city.yokohama.lg.jp/eco/view/yokohama/dustlistSearch.html?newwindow=true&wid=5860165399075416298）

捨てるものの品目や数によって異なりますが、机が1,000円、スプリング付きベッドマットレスが2,200円なので、積み重ねると意外と大きな金額になる可能性があります。

家電リサイクル料金

処分するもののなかに冷蔵庫や洗濯機などの大型家電が含まれているとき、家電リサイクル法に基づき所定の料金を支払って回収してもらう必要があります。

たとえば、大型冷蔵庫は4,730円、液晶テレビは2,970円かかります。

このほかに、収集・運搬費も支払わなければなりません。

遺品整理する方の滞在費や交通費

遠方の方が遺品整理をする場合、滞在費や交通費がかかります。

作業する人数にもよりますが、遺品の量が多いときは遺品整理に2～3日かかる場合もあるでしょう。

なるべく短い日数で遺品整理を済ませることが、費用を抑えるポイントです。