初めての遺品整理、後悔しない3つのポイント
身近な人を亡くし、葬儀を終え、悲しみとともに向き合わないといけないのが遺品整理です。特に、故人が住んでた家を処分する場合、大量の遺品を整理する必要がでてきます。
遺品整理をする機会は頻繁にではなく、初めてのことでとまどう人も多いです。
ですが、手順をきちんと理解していれば、遺品整理は難しいことではありません。
ここでは、初めての遺品整理でも後悔しない大事なポイント3つを説明します。
ポイント1 遺品整理前に確認すること
遺産を相続するか決める
遺品整理をする前に確認しておきたいのが、遺産を相続するかどうかです。
遺産の中には、負の遺産も含まれます。
遺言書がある場合など遺産の内容が明確に分かっていれば、相続するかすぐに判断ができます。
しかし、故人と疎遠だった場合など遺産の内容がよく分かっていない場合は、すぐに遺品整理をするのは危険です。
故人の死を知ってから、3ヵ月以内であれば相続放棄・限定承認の手続きができます。
ですが、この間に故人の遺品を処分して金品を得た場合は遺産相続する意志があると見なされ、その後、遺産放棄をすることはできません。
万一、知らなかった借金などが発覚しても、その借金も相続しないといけません。
なので、故人の遺産の内容を確認したあと、相続するか決めるのが大切です。
全ての相続人から遺品整理の合意をとる
相続人全員から合意を得てから、遺品整理にとりかかります。
合意を取る前に遺品整理を行うのはトラブルのもとです。
また、遺品整理中に出てきた高額な金品(宝石、骨董品など)などもどのように対処するのか(代表者が形見分けとしてもらう、改めて相続人で話し合うなど)、予め決めておくと後々のもめ事を回避できます。
ポイント2 自分で遺品整理する範囲を決める
全て業者任せは高額になりがち
遺品整理は、遺品の仕分け、処分、リサイクル、掃除まで全て業者に任せることもできますが、その分高額になります。
例えば、2LDKの場合は7万円~、4LDKの場合は19万円~が遺品整理の相場です。
これは目安として算出したもので、遺品の量が多い場合、金額はもっとかかってきます。
自分でどこまで遺品整理をするか決める
自分で全て遺品整理ができれば一番費用を抑えられますが、時間や身体的に難しい人がほとんどではないでしょうか。
そこで、自分でする範囲を決めることをお勧めします。
例えば、家具など大きな物は業者、細かい物は自分で処分する。金品がありそうな寝室・リビングは自分で、他の部屋は業者に依頼するなど。
自分に合った処分範囲を決めて遺品整理を進めるのが、賢い方法です。
不要物の処分で一番安い方法は、自治体のごみの日に出すことです。
燃えるごみの日、不燃ごみの日、粗大ごみの日などそれぞれ決められた日にごみを出せれば一番安く処分できます。
粗大ごみ処理場への持ち込みが可能なら、自分で持ち込むと遺品整理がぐんと進みます。
タンスや食器棚などの家具も、特別な工具がなくても自分で解体することができます(ケガには注意してください)。
処分する遺品の量が減ると、その分業者に支払う金額が安くなります。
ごみを出すのが難しい場合でも、遺品の中から形見分けをよけておけば、業者の作業時間が変わり、見積もりを下げることが出来ます。
また、リサイクルショップやフリマアプリを使って遺品を処分するのもおすすめです。
遺品整理業者の中には、買取りやリサイクルを行っているところもありますが、自分で処分した方が高く売れる場合が多いです。
ポイント3 良い遺品整理業者の見分け方
遺品整理業者の中には悪徳業者といわれる業者も残念ながらいます。
大事な遺品を乱暴に扱われたり、高額請求されたり。嫌な思いをしないために、遺品整理業者選びで大事なのは、依頼の前のリサーチと見積もり提示時です。
依頼前の業者チェックポイント(ホームページなど)
□遺品整理士の有資格者が在籍しているか
一般社団法人遺品整理士認定協会が認定する資格が、遺品整理士です。
遺品整理は単なる不要品の処分ではなく、故人や遺族の想いを整理するものです。
遺品整理士の有資格者が在籍していれば、遺品を適切に処分する知識と供養の気持ちを持っている業者だと考えられます。
□過去実績などの遺品整理実例を紹介しているか
実際に行った過去の実例が掲載されていれば、初めてでも安心して依頼しやすいです。
遺品整理業者の中には、仕事の依頼だけ受けて、実際の業務は他の業者に頼む中間業者もいます。
その場合、手数料が取られて高額請求になりやすいので要注意です。
訪問見積もり時のチェックポイント
□営業マンの服装
遺品整理は故人、遺族に敬意を持って行われるべきものです。
なので、当日見積もりに来た営業マンが正装であるか、言葉遣いが適切であるか(タメ口でないか)などしっかりチェックします。
電話やメールでのやりとりをする場合も、その口調や文面を確認するようにします。
□提示された見積り書
詳細な内訳があるかどうか。人件費、トラック代、オプション代、買取り金額など細かく書いている見積もりか確認しましょう。
「全部で20万円」と明細がない場合は、「作業人数は何人で、トラック何台きますか?何時間かかりますか?」など確認しておきます。料金の相場を知るためにも、2~3社から相見積もりを取るようにしましょう。
また当日の金額追加(見積金額以上の請求)が発生するかも確認し、追加発生があるのはどんな場合か聞いておきます。前払いを要求されたら、どういった理由で必要なのか確認し納得した上で契約するようにしましょう。
ベンリーズプラザは遺品整理を得意としています
弊社では遺品整理を数多く対応させていただいております。
1軒丸ごと遺品を全て処分することも可能です。
遺品整理や生前整理の処分にお困りの方はベンリーズプラザまでご相談下さい。
まとめ
初めての遺品整理について、後悔しない3つのポイントをとりあげました。遺品整理には金銭が絡むため、少しの勘違いや先走りがトラブルの元になりがちです。丁寧に手順を踏んで、最後まで故人を気持ちよく見送ってください。
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