ゴミ屋敷を片付ける順番を説明していきます。
1.霧状の害虫駆除剤を部屋に置き、所定の時間放置します
生ゴミがそのまま放置されているゴミ屋敷は、ゴキブリやコバエなどが発生しやすい環境です。
片付けを始める前に害虫を駆除したほうが、落ち着いて作業に集中できるでしょう。
「バルサン」などの霧状の害虫駆除剤を使い、所定の時間家から出て駆除が終わるのを待ちます。
2.明らかなゴミを拾い集めて、ゴミ袋に入れていきます
家に戻ってきたら、可燃ゴミ用の袋を出して明らかなゴミをどんどん中に入れていきましょう。
ゴミの分別は各自治体で異なりますが、食べかすが残った弁当箱や紙ゴミなどは可燃ゴミです。
とくに生ゴミはそのまま放置していると悪臭を放つため、先に可燃用のゴミ袋に入れます。
ペットボトルや空き缶が大量にある場合には、その品目だけを先に専用のゴミ袋に集めると分別が楽になります。
開封済みで放置されたダンボール箱などはたたみ、紐で縛ってまとめましょう。
3.残ったものを仕分ける作業をします
明らかなゴミがなくなっただけでゴミ屋敷が少しすっきりしたはずです。
ゴミがなくなると残っているのは、家財道具や衣類、趣味のものなど。
このなかで必ず残すのは、貴重品です。
見つかったら早めにわかりやすい保管場所に置いておきましょう。
そのほかの残ったものを「捨てるもの」「残すもの」「保留するもの」に仕分けていきます。
わかりやすい方法は、「残すもの」「保留するもの」と書いた2つの箱を準備して仕分けていくものです。
ほとんどのものを残したいという気持ちが強いかもしれませんが、物が多いとそれだけで散らかりやすくゴミ屋敷に戻りやすくなります。
ホコリやニオイ、虫の付いたものは保管せず捨てるのが正解です。
4.ゴミ出し・清掃をしましょう
残すものの仕分けまで終わると、大量のゴミ袋が家中に残っているはずです。
これをすべてゴミの回収に出しましょう。
可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミと、さまざまな種類のゴミが大量に出るため、ゴミ処理センターに自己搬入するのがおすすめですが、車を用意できなかったりそもそも自己搬入を受け付けていない自治体だったりということも考えられます。
ゴミ出しに困難を感じたら、不用品回収業者に依頼しましょう。
掃除の順番は、ホコリを取り除き、モップや雑巾で拭き掃除をしていく一般的なものです。
しかしながら、生ゴミから出た腐った液体が床や壁に浸み込んで落ちない場合には、特殊清掃などが必要な場合もあります。
その際は、清掃業者に依頼しましょう。