自宅を片付けられずゴミ屋敷にしてしまう方は、なんらかの病気が要因になっている可能性もあります。
認知症
高齢者の方に多い認知症はもの忘れをする病気だというイメージがありますが、判断力や認識力も低下させます。
物を置いた場所を忘れてしまい、それを探しているうちに家が散らかってしまったり、ゴミと大事なものとの区別がつかなくなったりしていく中で、自宅がゴミ屋敷になってしまうのです。
セルフネグレクト
セルフネグレクトとは、別名「自己放任」とも呼ばれます。
何らかの精神的なショックなどが原因で、自分自身への関心がなくなってしまい、すべてにおいてやる気が出ない状態になることです。
たとえば、過労や配偶者との死別などが原因になることがあります。
自宅の片付けだけでなく、食事や入浴など生活全般のことに意欲がなくなるのが特徴です。
うつ病
うつ病は強いストレスや環境の変化によってやる気がなくなるという心の病です。
セルフネグレクトと同様に、身の回りのことに構う元気がなくなった状態になります。
ADHD
ADHDとは注意欠陥・多動症とも呼ばれる発達障害の1つです。
「不注意」「落ち着きがない」「空気が読めない」などさまざまな特徴がありますが、集中力が続かずに全体を見通すのが苦手という面もあるため、自宅の片付けを上手にできない場合があります。